リフォームを依頼するなら地元業者?大手業者?
10年に1度くらいのペースで訪れる住宅のリフォーム。
いくつも業者があるし、どこに頼めばいいか分からない!
そんな方が多いと思います。
そこで今回は、地元業者と大手業者のメリット・デメリットをまとめてみました。
結局のところ、地元業者と大手業者って、どっちがいいの?
地元密着の地元業者と、ハウスメーカーなどの大手業者、大きく分けてこの2種類がありますが、どちらにも良い点・悪い点があります。
どこに頼むかの選択次第で、仕上がりの品質や、掛かる費用に大きな差が生まれることもあります。
仕上がり品質は同等でも、大手業者に頼んだら200万円掛かるが、地元業者なら120万で済んだ。
そんなウソみたいな話が、現実にあったりします。
品質にも費用にも、納得いくリフォームにするための情報をお届けします。
地元の業者を選ぶメリットって?
メリット①:リフォーム費用を抑えられる。
地元の業者を選ぶメリットの1つ目としては、『リフォームに掛かる費用を抑えられる』という点が挙げられます。
なぜ、地元の業者を選ぶと費用が抑えられるのか?それは、大手業者の場合、自社で職人を抱えておらず、そのほとんどを下請け業者に委託する構図になっているからです。
委託すると当然、中間マージンが発生するため、費用が高額になってしまいます。
それに対し、地元業者であれば、社内の職人によって施工するため、余計な費用が掛からず、費用を抑えることが可能になるのです。
メリット②:施工がスピーディで正確。
2つ目のメリットとして、『施工がスピーディで正確』という点が挙げられます。
大手業者の場合、施工を下請け業者に委託することが多いため、見積もり・契約から施工するまでに時間が掛かるケースが多くあります。
また、打合せで決まった内容が下請け業者に伝達されておらず、間違った施工をしてしまった。なんていうことも多く、トラブルの原因にもなっています。
それに対し、地元業者であれば、見積もりから契約・施工するまで一貫して引き受けてもらえるので、スピーディに施工が開始され、また、打合せで決まった内容がスムーズに引き継がれるため、リフォーム内容が食い違うということも起こりにくくなります。
メリット③:対応が早い。
3つ目のメリットとして、『対応が早い』という点が挙げられます。
大手業者の場合、対応エリアが広いため、遠方から来るケースがほとんどです。
遠方から来るとなれば、当然、対応が遅くなり、また、移動費が掛かるため、費用にも影響してきます。
それに対し、地元業者であれば、距離が近いのですぐに駆けつけられ、移動費も抑えられるので、費用も抑えることが可能となります。
地元の業者を選ぶデメリットって?
デメリット①:信頼できる業者なのかが判別しづらい。
地元の業者を選ぶデメリットの1つ目としては、『信頼できる業者なのかが判別しづらい』という点が挙げられます。
大手業者のように知名度が高くないため、口コミ評価などで確認することが難しい傾向にあります。
業者の中には、稀に悪徳業者が紛れているため、信頼できる業者かどうか、しっかりと見極める必要が出てきます。
見極めるポイントとしては、事前のアポなしで訪れ、その場で診断を勧めたり、すぐに工事をすべきと煽ってくる業者や、見積もり内容が不明瞭な業者は、悪徳業者の可能性が高いです。
悪徳業者の被害に遭わないためにも、即決は避け、複数の業者から診断・見積もりをもらうといった行動は有効です。
デメリット②:アフターケア・保証内容が充実していない。
2つ目のデメリットとしては、『アフターケア・保証内容が充実していない』という点が挙げられます。
大手業者であれば、充実のアフターケア・保証を謳っているのが当たり前ですが、地元業者の場合は、そうもいきません。
もちろん、地元業者の中にも充実したアフターケア・保証を設ける業者もありますが、まだまだ全体には浸透していなかったり、保証内容にばらつきがあるのが実情です。
また、保証が付いていたとしても、その業者が倒産・廃業してしまった場合には、保証を受けられなくなる可能性があります。
そうしたリスクを回避するために、その業者に『長期性能保証制度(建築産業専門団体連合会)』や『ペインテナンス(日本塗装工業会)』、『長期性能保証(マステック事業協同組合連合会)』などの保証があるかを確認しておくとよいでしょう。
大手の業者を選ぶメリットって?
メリット①:安心感が高い
大手業者を選ぶメリットとしては『安心感が高い』という点が挙げられます。
大手業者の場合、施工実績が地元業者よりも多いため、保証もしっかりしており、また、施工時・施工後の不具合などへの対応力も高いといえます。
1度施工をしたら次回は10年後…といったケースが多い話ですが、大手業者の場合はデータベース管理がしっかりしているので、担当者が変わったりしても情報が引継がれており、次回に必要となる時期の案内がもらえるなど、管理を任せられるという安心感もあります。
大手の業者を選ぶデメリットって?
デメリット①:料金が高い
大手業者を選ぶデメリットとしては『料金が高い』という点が挙げられます。
大手業者は、多くの場合、自社で施工はせず、下請け業者に委託する形をとっています。さらに下請け会社から孫請けに再委託されるケースも珍しくありません。
間に業者が入れば入るだけ余分な費用が掛かってしまいます。
デメリット②:情報伝達のミスが多い
2つ目のデメリットとしては『情報伝達のミスが多い』という点が挙げられます。
契約から施工までに、多くの組織が介在するため、情報が途中で分断されてしまって、施工業者の職人にまで話が伝わっていないケースが多く見受けられます。
そうしたトラブルを回避するために、施工開始時に、気になったところや特に拘りたいところを現場責任者に伝えたり、大手業者の担当者に伝えたりすることをお勧めします。
選ぶとしたらどっち?
上述の通り、地元業者にも大手業者にも、それぞれにメリット・デメリットが存在しています。
どちらを選ぶのかは悩ましいところですよね。
当サイトでは、一般住宅であれば地元業者にお願いする方をお勧めしています。
理由としては、
・同じ内容の工事でも、費用が抑えられる。
・何かあった際に、短時間で駆けつけられる。
・悪徳業者であれば悪評がつきやすく、その地で継続して事業ができないなど、比較的判別が可能である。
という点が主な理由となります。
上記理由を踏まえて、地元の優良業者を厳選してご紹介しておりますので、ぜひ、ご参考になさってください。
皆さまの安心安全で、ご納得頂けるリフォームのお手伝いができれば幸いです。
(参考サイト:https://gaiheki-concierge.com/article/local-or-major/)